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■ 神経内科とはどのような病気をみる内科でしょう? |
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神経内科は内科の中のひとつの分野で、脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみます。体の動きや感覚がおかしかったり、ことばや記憶がおかしくなったときに神経内科の病気を疑います。
よく見られる症状には、手足の力が入らない、歩きにくい、ふらつく、頭痛、めまい、しびれ感、ふるえ、呂律が回らない、あるいは食べ物などをむせる、筋肉のつっぱりや痛み、ものが二重に見える、もの忘れなどがあります。
神経内科ではこのような症状に対して、全身を診ることにより診断していきます。
神経内科とよく間違えられる診療科に、心療内科、精神神経科、神経科などがありますが、これらは精神科の仲間でおもに精神的な原因による気分の変化や身体的な症状を扱う科です。
しかし、そのような症状が内科的な原因であらわれていることもありますので、はっきりとした原因がわからない場合は、まず、神経内科を受診することをお勧めします。
神経内科が扱う病気には、糖尿病、高血圧、不整脈、内分泌異常、膠原病など、内科の他の分野が原因でおこってくるものが多くあります。神経内科では神経症状だけでなくこれらの原因となる病気の一般的な治療もあわせて行なわれます。 |
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